大阪市24区の犯罪件数を人口1万人あたりで比較|順位はどう変わる?

前回の記事では、犯罪認知件数の実数でランキングを作成しました。
今回は、区の人口を加味して、「1万人あたりの犯罪認知件数が少ない順ランキング」を見ていきます。

◆計算方法は、
 【犯罪認知件数】 ÷ 【人口】× 【10,000】
 です。

なぜこうするか?というと、
例えば、犯罪認知件数が1000件の場合でも、
人口1万人か?人口10万人か?で見え方が変わってきます。
それぞれの1万人あたりの犯罪認知件数は
・人口1万人の場合 :1000件
・人口10万人の場合 : 100件
となり、人口規模に対する犯罪数は後者の方が少ないことが分かります。

◆使用したデータ
犯罪認知件数は、大阪府警察本部が公表している
「令和7年中の犯罪統計(確定値)」のうち、「9 刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数」を使用しました。

人口は、大阪市が公表している区別の推計人口を使用しました。
今回は、大阪市24区ごとの刑法犯認知件数を人口で割り、人口1万人あたりの犯罪認知件数として比較しています。

◆1万人あたりの犯罪認知件数

令和7年大阪市の区別1万人あたりの犯罪認知件数

・上位で注目すべきは1位城東区、4位平野区、6位住吉区です。
 この3区は、犯罪件数の実数ランキングでは順位が高くなかったものの、
 各区の人口規模に対して犯罪認知件数が相対的に少ないため、
 今回のランキングでは上位に食い込んできました。
・犯罪件数の実数では一番少なかった大正区が順位を10位まで下げています。
 大正区は一番人口が少なく人口あたりになおすと意外と犯罪件数は少なくないということが分かります。
・また、天王寺区、此花区も前回から大きく順位を下げています。
 これらの区も人口が少なく、大正区同様でした。
・21~24位の西成区、浪速区、北区、中央区は実数でも人口1万人あたりでも
 順位は変わりませんでした。

◆人口1万人あたりの犯罪件数グラフ
 グラフでも見てみましょう。

・グラフで見ると1位城東区~20位此花区までは、それほど差は無いことが分かります。
・此花区と西成区の間で値にかなり差があります。
 やはり西成区、浪速区、北区、中央区は人口1万人あたりの犯罪件数でも
 数字が大きいことがわかります。

◆注意点
今回の人口1万人あたりの犯罪件数ランキングで見れば治安が完全に分かる、というわけではありません。昼間人口、繁華街、犯罪種別、暗数などは反映していません。
大阪市内には、昼間人口が多い区、繁華街やターミナル駅がある区、観光客や通勤・通学で人が多く集まる区もあります。そのため、今回のランキングも「この区は安全」「この区は危険」と断定するものではなく、街の特徴を考えるための参考材料のひとつとして見て頂ければと思います。

◆次回予告
次回は、犯罪の種類(例えば自転車盗など)身近な犯罪種別に分けて見ていきたいと考えています。

今回は以上です🍵


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